ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

春めいてきました

気がつけば日陰の残雪もすっかり消え去り、ご近所のおじさんから「これ見ろ」と指差す先に福寿草

このあざやかな黄色は太陽の光でこの上なく鮮やか

夕暮れも優しく

西の空では、明るい金星と木星が寄り添っておりました。

 

まさに、天にありては星 地にありては花… の気分ですが、最後の人にありては…

については足りない世情のようで、少々興醒めですね。

 

先週のお客様、昨年の会津ブックフェアで「ぼちぼち堂」を知ったというご隠居さん

その時たまたまお席も定食も満杯で、ろくな対応ができなくて申し訳なかったのですが

こんなコピーをくださいました

かの吉田健一福島県疎開したおり、東山の原瀧でご隠居のお父様に認めてくれた一文のようです

イギリスの詩人がラテン語で書いた反戦の詩 のようですが、教養に満ちた反骨の人

吉田健一がこの会津にいて、戦時中にこんな文学的なシーンがあったのだなぁーと

ちょっと感激です。

 

もう一枚は人間国宝「野村万歳」が、坂下小学校で狂言を演じた時のもの

浅学のオヤジ 読めません  ダレカタスケテ

 

ということで、今日は吉田健一

さすが、幅広いです