ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

出穂の時期

大雨の後、なかなか湿気は抜けませんが、ようやく暑い暑い夏の終わりの始まりがみえてきたようです。

 

雨があがったちょっとさわやかな今朝

毎日のようにセミ捕りに出かけ、満足して朝寝の体制にはいるこいつ

なぜかきまって朝の一匹目は、オヤジのところまで持ってきて、どんなもんだい!といわんばかり。

ちょっと迷惑なんですが、セミを咥えて意気揚々とやってくる姿を見ると、もう殆どいつもの元気が戻ってきたようで、ちょっとうれしい。

ひとしきり褒めてあげたあとは、ちょっと弱ったセミにごめんなーといいながら、外に返してあげるのが最近の日課です。

 

気がつけばいつのまにか出穂の時期も過ぎ、会津の稲穂たちが色づく季節です。

 

秋の読書に向けては、こんな渋い大人の作家の本

吉田健一 谷崎潤一郎に影響をうけたという、句読点のない美しい文章

「私の食物誌」

欧米に通じた、都会の粋人であったからか、東北方面の食べ物は蕨ぐらいしか載ってないのがちょっと残念。

「本が語ってくれること」

 

==「戰爭に反對する唯一の手段は、各自の生活を美しくして、それに執着することである。過去にいつまでもこだはつて見た所で、誰も救はれるものではない。」==