ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

春のお知らせ

【3月21日(日)は貸し切り営業です】

 

もう地震のお知らせはいらない!! ですが、今日春分の日は春のお知らせ

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近所の常連さんが、ぼちぼち堂に昼ご飯を食べに来る前に、摘んできたふきのとう

これをザクザク刻んで、お味噌汁に入れて楽しんでおられました。

 

 オヤジは花粉症シーズンに加え、まだイマイチ調子の出ない秘密調査員が、駐車場でゴロゴロする以上にはパトロールにでないのをいいことに、なかなか春を探しに行けません

お客様からこんな春の便りをいただけるのがとてもありがたい。

 

世間ではコロナや地震が牙をむいていますが、それでも、春のぼちぼち堂はうららか

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お子様連れの家族が、ゆるゆるお食事を楽しんでいます。

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一生懸命に目をこらすと、春を告げるちっちゃな花が顔を出していますね。

 

こんなおおらかな気持ちに似合うのは、この人

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1985年 谷川俊太郎著「「ん」まであるく」

あの「20億光年の孤独」を初めて読んだ時の鮮烈な感覚は忘れられません

世の中に、こんなに才能に溢れ、キラキラしたオーラを放ち、かつ、清潔でたおやかな言葉を紡ぎ出す青年がいるのだと、めまいにも似た衝撃を受けたものです。

 

 …ずるして近道をしたり、疲れ果ててよろけたりもするだろうが、それがどこかは知らないが、とにかくおしまいまで行こう…そんな気持ちでこの本を書いた

 谷川俊太郎50歳代のエッセイ集です

 

一方60歳代真っ盛りのオヤジは、

 「眩しい春の空を仰ぎ、思わずくしゃみをした」

    花粉症です。