ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

ぼちぼち堂には色気がない、、、

お客様の少ない3連休中日

常連のお客様が、苦虫をかみつぶしたような顔で店に入ってくるなり

「ぼちぼち堂には色気がない!」と断じるのであった

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で、食事の後、軽トラで乗り付けるや、有無を言わさずこんな花を置いていかれました

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以前、この花は丈夫で世話が簡単だから、といただいたマリーゴールドを、いとも簡単に枯らしてしまった前科があるので、自信がないのですが。

ほっとけばいいんだ!!とのたまうお客様の言葉にすがり、しばし様子見します。

 

古本屋に色気 とは悩んでしまいますが(もっともそのお客様は、ぼちぼち堂は定食屋のご認識)、古本屋の色気とは、こんな古い本の渋い装丁ではないかとも思います

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オヤジが中坊だった頃シャーロックホームズの次は、この人にもハマりました

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安部公房

その頃前衛の最先端を走っていたと思しき異色の作家

なんだか奇妙でわからない小説なのに、ゾクゾクしながら「第四間氷期」なんぞを、授業中に盗み読みしていた覚えがあります。

昭和40年間刊行のこの本、付録に芥川賞受賞者一覧があります、懐かしい!

f:id:bochibochidou:20200112202501j:plain急死しなければ、ノーベル賞をもらっていただろうという作家、誰か再評価してくれませんかね。

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明日は歳の神

この雪のない暖冬はいつまで続くのか、ちょっと禍々しい予感さえありますが、歳神さんに平穏をお願いしましょう。

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