ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

椿の花が咲きました

うちの日の当たらない北側で、今年も健気に椿の花が咲いてくれました

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昨日の夜からは一日春の雨が降っていましたが、軒下の陰に残っていた雪もすっかり消えて、春本番

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雪の下に隠れていた藁の茂みにダイビングして、こいつも春を満喫しております。

 

花の便りも聞こえてきて、春ですねーとウキウキ気分になるところですが、オヤジといえば、今年の花粉の多さに毎日まいにち地獄の苦しみ

おまかせ定食は、1日おきにおおなみこなみ。忙しかったりあくびをしたり。古本に至っては小波さざなみ、凪で真っ平ら。。。

 

そんな週末、会津からはるばる福島の古本屋に遠征して、そこで会津にある我がぼちぼち堂を教えてもらった方が、改めてうちをご訪問。

静かにお食事の後、本棚にずーっと埋もれていた古い本をポツリとお買い上げ

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北杜夫「少年」

 

そうだ、古本屋は古本屋らしく、じーっとそーっと、本とその本を大事に思うお客様との出会いの場を提供するものなのだ なんて思いを新たにした次第です。

 

気をとりなおし、ぼちぼち堂には、こんな古い本もあなたを待っています。

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1941年刊行 高村光太郎智恵子抄

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見返しは、高村智恵子の手によるものです

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これじゃーあまりに古い という方には、まだ現役で福島民友にもエッセーを寄稿している五木寛之のデビュー作「さらばモスクワ愚連隊」

f:id:bochibochidou:20220404203445j:plain裸本ですが、五木寛之作家デビュー前のペンネーム「のぶひろし」で、献呈署名が入っています

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