ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

還っちまった…

2023年8月18日朝 ひとり友人が還っちまいました。。。

 

このブログは基本「ぼちぼち堂」の日常スケッチなので、個別個人的なことはあまり書かないようにしているのですが、今日だけはごめんなさい、

  以下はスルーしてくださって結構です。

あいつの最後のビデオメッセージは「みなさんひとりひとりと思い出をかたりあい、ハグしたい…」と始まっていましたが、奇しくも彼がぼちぼち堂で買い求めた本も、このjunaidaの「HUG」でしたっけ。

それにしてもカッコつけ過ぎ! 自分の人生の最後を「最高でした!!」と過去形で語るなんて!!

 

それでも、のこされたわたしにとってのあいつのハグはこれかな

中学3年で同じクラスになって、そのきっかけはもう覚えていませんが、大車輪をやって見せてくれて、オーボエを聞かせてくれて、いつか一緒に学校の廊下をカニ走りする仲になりました。

少年の尻尾をのこしたまま、中二病をこじらせて高校時代をすごし、四人組のグループで、それこそ「かいなききことをただ夢み」、語り合ってきました。

「今年はホワイトクリスマスになるかな」と、なぜかクリスマスが大好きで、その頃には誰かの家に泊まって、蝋燭を灯し過ぎて中毒になりそうだったっけ。

 

社会人になったあとは、ほとんど連絡を取り合うこともなかったけれど、わたしがユーターンしてこの店をはじめる時には、開店の何日も前に花を贈ってくれました。

仕事でヨーロッパに行ったつど、一体づつ勝ってきてくれたプレゼントもこれでした

だれかのメッセージにありましたが、本当にビデオの早回しのようにせっかちなあいつ

最後もあまりにせっかちにいっちまいました。

 

仏教の世界では、三途の川を渡るという初七日をすぎました。

おまえは常々命の根源のようなもの、生命の集合体のようなものに還るのだ、と話していましたが、今どの辺かね、

通夜の夜 龍がそらに登るような 夕空でした

社長、会長、理事、先生、先輩、パパ と本当にたくさんの方から慕われ、もしかしたら随分立派な大人をえんじていたなーと感心した、心温まる式でした。

 

悠久の未来かいつかどこかで、全ての役割を脱ぎ捨てて、また少年の尻尾をつけてその辺を二人で走り回りたいと思ってるよ。

 

 

半世紀も前の、最後のツーショット写真

思えば、会合は決まって先に帰るおまえでした、とりあえずは さいなら