ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

土筆が出てきました

あっという間に土筆ん坊がニョキニョキ顔を出していました。

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この空き地には、毎年毎年この季節にはびこります。土筆は別名「地獄草」と言われるぐらい厄介な植物なんだそうです。

 

厄介といえば、目に見えないウィルス

ぼちぼち堂の棚にも、こんな本が一冊だけありました

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細菌学の大家であった、吉川昌之介が1995年に書いた本ですが、研究者の激減を嘆いて、現在のこの騒ぎを予見/警告しているような本です

 

一番強いものは「変化するものである」の言に習えば、強いのはどっちだとすぐ答えが出てしまいますが、宿主を死に至らしめるものも淘汰されてしまうハズなので、どうなんでしょうね、、、結局危ういところでバランスが取られるものなんでしょうか。

 

いずれ専門的なことはわからないオヤジです。せいぜいこの人の、天真爛漫な毒にニヤッとするぐらいが、いいところかもしれません。

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編者の呉智英によれば、水木しげる先生は、妖怪漫画家であるとともに、より優れた風刺漫画家であったそうな。

 

小人凡人がいくら考えても、何が正解かはよくわからず、鬱々とした嫌な気分が残るだけです、せめて春の美しい夕暮れで心を癒しましょう。

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やけに姿勢のいいシロサギが、眺めに来ていました。

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ちぎれ雲

清潔なちぎれ雲が、春休みを祝っています。

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もじゃもじゃ頭のおじさんが目尻を下げている姿??。(某デザイナーさんの見立て??)

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風は冷たいのですが、うなじに当たる日差しはポカポカ。こいつも雲を眺めに浮かれて木登りに精出し、あとはぬくぬく日向ぼっこ。

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コロナ休みからダラダラと春休みに突入。

最近姿を見せない子供達もいつの間にまた現れ、、、そうそう「ぼちぼち堂評論家」もなんとこの春は中学生!! 先日は「卒業式だったよ」と。スーツ姿で挨拶に来てくれました。

 

早いねー。あっという間だねー。

自然が人間に関心を持っている訳ではありませんが、毎年訪れる春は、いつも新しい気持ちで迎えたいものです。

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今日も絵本系の品出し

定番もの、新し目の古本(?)出しました。

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オヤジとしても、楽しみにしていたイベントが続々中止/延期となっていますが、まだまだ息の詰まるような春休みのひと時、静かな時間の流れるぼちぼち堂でホッと一息入れてはいかがでしょう。

飲食なしで、本を眺めるだけ、将棋を指すだけ でもOKですよ。

季節は巡る

うららかな日と荒れた日が交互にやってくるこの頃

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三連休の中日、今日のぼちぼち堂はのどかすぎて、静かに時間が流れていきます。

季節は慌ただしく巡り、流れているのに、お客様はとんと流れてきません。

  コロナのせいなのかなぁ、、、と思うことにして、昼寝を決め込むオヤジです。

 

暇に任せて、またぞろゆるゆると品出し

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定番 くまさん シリーズ3冊集まりました

 

春の夢見に最適な不思議/幻想系の本も

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これだけ違う傾向の本が並んでご覧になれるのも、ぼちぼち堂ならではとか

 

連休最終日、また荒れるようですが、ふと思い立ったら、ぼちぼち堂でゆっくりした時間とお食事を楽しんでくださいナ。

 

【CM】「ぐるっと会津」の会津若松市のランチ特集に、ぼちぼち堂が載りました

    なお、ある日の定食写真は、お客様から拝借いたしました(深謝)

www.gurutto-aizu.com

春を恨んだりはしない

春が来たと思われる、うららかな一日でした。

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黄色い花が咲き出すと、本当にそれが実感されます

時勢柄か、おばあちゃんとそのおまごさんというラインアップがぽちぽちのぼちぼち堂でしたが、暇に任せて何度も河原の偵察

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刻々と変わる空の表情に春を感じるオヤジです

 

  またやって来たからといって
  春を恨んだりはしない
  例年のように自分の義務を
  果たしているからといって
  春を責めたりはしない
  わかっている わたしがいくら悲しくても
  そのせいで緑の萌えるのが止まったりはしないと

 

3.11に続き、またこんな春になってしまいましたが、やはり春を恨んだりしない

昨日の朝はこんな感じだったのに、自然は自分のリズムで表情を変えていきます。

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今日は、一年に一度あるかどうか、受験を終えたと思しき高校生男子がグループで来訪

奥の座敷で、何もオーダせずに馬鹿話をしているかと思ったら、帰り際にそれぞれ差し出した本は

 「田園の憂鬱」

 「風立ちぬ

 「裸のランチ」  。。。

 

いいぞ、いいぞ、まだ会津にも本読みの青少年はいるのだ!と思ったものでした。

 

今日の紹介本は、なぜか少年時代の密かな一人遊びを思い出す、阿佐田哲也の本

「外伝 麻雀放浪記

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今の大学生は、麻雀にうつつを抜かすこともないんだろうなぁー

身の回だけ

決してウィルスを過度に恐れているわけではありませんが、先週はちょっと忙しく、キャパオーバーのランチ予約などもあったので、ほとんど外界との接触なく、身の周りの写真だけ。

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外出は、休日にラーメン食べに行ったのと、税務申告ぐらい。

1ヶ月延長になったとはいえ、例年の特設会場最終日なのに、いつもごった返すアピオスペースは人もまばらで、逆にびっくり。

 

世の騒ぎとは裏腹に、ぼちぼち堂では、いつも静かに時間が流れているのですが(いつも来る子供たちも外出を止められているんでしょうか、とんと姿が見えません)、騒がしい事件が一つ。

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ぼちぼち堂史上2度目のバラバラ事件が発生してしまいました。

まぁこのオヤジ、月に一度は、ガラガラドッシャンをやらかして、世の無常を噛み締めているわけですがネ。

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、、、遠い目。。。

 

今日の本の紹介も、手元にあった本

大好きな開高健「一言半句の戦場」

  全集/単行本未収録の作品集です

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開高健が逝ってはや30年、この言葉を残した谷沢永一も3.11を見ずして、開高の元に出かけてしまっています。

もう、昭和は遠くなってしまいました。

春の表情

【業務連絡】3月15日(日)は、ランチタイム貸切です

      13:30ごろから、喫茶/古本のご利用でお待ちしております。

 

昨日の夕暮れ

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ほぼ同じ地点での今日の夕暮れ

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両日に挟まれた、近所の夜の公園

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それぞれの表情が面白い

 

面白いことといえば、こんな光景に出会いました

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腕を組んだおじさんの、左下と右上に猫の姿

実はもう一匹隠れていて、このおじさんは三匹引き連れて散歩をしている様なんです

猫たちは、力一杯走り回りながらも付かず離れず、おじさんとともにゆるゆる夕暮れの川べり、茂みを楽しんでいる様でした。

 

うーん素晴らしい

かくいうオヤジ、秘密調査員一匹でも、ハラハラドキドキのパトロール行なのですが、まだまだ修行が足りない様です。

 

さて、今日は雑誌の紹介

1970年代に創刊された、工作舎の記念碑的雑誌、

宗教から科学、現代思想、音楽、宇宙、文学、歴史など実に幅広いトピックを扱った何とも形容しがたい、その名も「遊」

ぼちぼち堂に、この6冊 鎮座しとります。

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春宵月暈

昨日、満月間近の月暈

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ちょっと薄いですが、かすかに丸く白虹がわかりますか。

 

昨日のぼちぼち堂おやすみの日は、一日春うらら。午前中は半日秘密調査員が張り切ってパトロールに精出していたので、お付き合い。

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飯豊、春の小川、ふぐり とご近所の月並みな写真ですが、春の匂いがいっぱいです。

 

こいつは、力余って今日も大草原のライオンの待ち伏せ、高い木の上の鷹の展望に精出しております!?

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今日もちょっとだけ児童向けの本品出し

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ちなみに、ぼちぼち堂の今の子供向け?棚はこんな感じです

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エンデ多めです

 

そういえば、別役実さんの訃報をあひりました

淋しいおさかな」など、うちでも多くの本が旅立って行きましたが、また集めてプチ特集したいな。

 

今日はしとしと春の雨「雨が空から降ればーぁ🎶…」