ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

春休みらしいいちにち

春休み真っ盛りの四月一日

学生時代やサラリーマン時代は、「新年度」と言って、何かとざわめいていたものですが、ぼちぼち堂は相変わらず

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春の日差しを浴びてポーズをとっているようなので、一枚撮らせていただきました。

 

春休みの子供達は、一足早く虫取りに駆け回っています

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一方本職(?)のこいつは、まだまだ出番じゃない、余裕綽々

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(先日のちびっこ画伯の作品です)

 

今週で春休みも終わり。

絵本なども出しておりますので、日向ぼっこしながら読書、最高です。

忙しい新学期の前に、散歩がてらお立ち寄りください。

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右上の本は、ギー・ビルーの絵に、井上陽水が詩を書き下ろした、珍しい本

くじらの歌ごえ/庭のよびごえも同様、いずれも少年少女時代のセンチメンタル、ノスタルジーを思い起こさせる、そんな絵本たちです

長新太もあべ弘士も、いい味出してます。

 

さて今日も、夜更かしのお月さんとともに、夜の散歩にでも出かけましょうか

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2021年春の営業案内

 例年ほどではありませんが、この時期は各種イベントなどでご予約が多い傾向がありますので、分かる範囲でこの春の営業案内を掲載しておきます。

 今後も随時情報を加除いたしますので、チェック願います。

 <3月20日追記>

     ※通常記事はこの記事の下にあります

 

【2021年春の営業案内】

■ 3月13日(土)  ランチタイム 奥の座敷貸切

            テーブル席、縁側席は通常通りです

■ 3月14日(日)  ランチタイム 奥の座敷貸切

           テーブル席、縁側席は通常通りです

■ 3月18日(木)  ランチタイム 奥の座敷貸切

            テーブル席、縁側席は通常通りです

■ 3月19日(金)  ランチタイム 奥の座敷貸切

            テーブル席、縁側席は通常通りです

■ 3月21日(日)  終日貸切

■ 3月24日(水)  ランチタイム 奥の座敷貸切

            テーブル席、縁側席は通常通りです

■ 3月28日(日)  ランチタイム テーブル席貸切

           奥の座敷、喫茶、古本は可です

■ 3月31日(水)  ランチタイム 奥の座敷貸切

            テーブル席、縁側席は通常通りです

■ 4月 1日(木)  ランチタイム 奥の座敷貸切

            テーブル席、縁側席は通常通りです

※3月21日を除き、原則水曜日〜日曜日の営業です。

 

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つくしんぼうから地獄草へ

少し不安になるようなあたたかいここ数日。

一斉に春はやってきたようです

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中でも、咲き始めのコブシの花がくすぐったい春を感じさせてくれます。

(オヤジ、コブシとモクレンの区別がついていませんが…^^;;)

やたらに目や鼻がくすぐったいを通り越してかゆいのは、日本にも大量飛散しているという黄砂のせいもあるようです。

それでも我慢して街中をうろうろすると、そこかしこに春がいっぱい

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やっと昨日一本だけ顔を出したと思っていた「つくしん坊」は、ちょっとすると「地獄草」となってニョキニョキはびこってきます。

 

今日は花にかけて、花森安治さんの本「一銭五厘の旗」

自ら編集者が表に出るのは厳に慎まねばならぬ、とわかっていながら、自らが暮らしの手帖に寄せたエッセイ集です

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一銭5厘の旗に込められた思いに代表される、戦後を生きた筋の通った、今となってな懐かしさを禁じる、庶民たるオヤジのことばが満載です。

 

春休みのの子供達が、ぼちぼち堂の看板描きにせい出してくれています。

みやさん陽気に誘われて、ごゆるりとおいでください

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感涙です

桜ももうすぐ、春たけなわ

そして春は、別れの季節でもあります

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この2年ばかり、ちいちゃい手を引いて、もっとちいちゃい赤ちゃんを抱え、毎週のようにぼちぼち堂で本を読んで、ご飯を食べてくださったお母さんと娘さんが、この春ご主人のお仕事の関係で、遠くに転居されることになったそうです。

記念に、といただいたのが、母娘競作のこの絵

笑ってしまいますが、髪の毛、ショボショボの目、ほっぺたの垂れ下がり、、、似ています

ぼちぼち堂でも一二を争う本読みの親子さんだったのに、別れを迎え、オヤジとオカミは泣き笑い、

  このたどたどしい「いつもありがとう」は、一生の宝物です

 

別れは人の常といえ、君が少女になったたらどんな本に夢中になっているのか、おばちゃんおじちゃんは、ぼちぼち堂でおばあちゃんおじいちゃんになっても、ずーっと楽しみに気にかけているからね。

 

さて、別れは新しい出会いの始まり、新しい土地でも楽しく暮らせたらいいね

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今日は、ぼちぼち堂には数少ないラインアップの、美術/ヴィジュアル系の本

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「不思議面白古裂館」

古裂(こぎれ):骨董的価値のある着物から端切れを集めた写真集、文章をあの赤瀬川さんが寄せています

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その昔、こんな着物を羽織ったのはどんな人だったんでしょうね

他にも、いわゆるレトロモダンな絵柄が満載です

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春のお知らせ

【3月21日(日)は貸し切り営業です】

 

もう地震のお知らせはいらない!! ですが、今日春分の日は春のお知らせ

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近所の常連さんが、ぼちぼち堂に昼ご飯を食べに来る前に、摘んできたふきのとう

これをザクザク刻んで、お味噌汁に入れて楽しんでおられました。

 

 オヤジは花粉症シーズンに加え、まだイマイチ調子の出ない秘密調査員が、駐車場でゴロゴロする以上にはパトロールにでないのをいいことに、なかなか春を探しに行けません

お客様からこんな春の便りをいただけるのがとてもありがたい。

 

世間ではコロナや地震が牙をむいていますが、それでも、春のぼちぼち堂はうららか

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お子様連れの家族が、ゆるゆるお食事を楽しんでいます。

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一生懸命に目をこらすと、春を告げるちっちゃな花が顔を出していますね。

 

こんなおおらかな気持ちに似合うのは、この人

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1985年 谷川俊太郎著「「ん」まであるく」

あの「20億光年の孤独」を初めて読んだ時の鮮烈な感覚は忘れられません

世の中に、こんなに才能に溢れ、キラキラしたオーラを放ち、かつ、清潔でたおやかな言葉を紡ぎ出す青年がいるのだと、めまいにも似た衝撃を受けたものです。

 

 …ずるして近道をしたり、疲れ果ててよろけたりもするだろうが、それがどこかは知らないが、とにかくおしまいまで行こう…そんな気持ちでこの本を書いた

 谷川俊太郎50歳代のエッセイ集です

 

一方60歳代真っ盛りのオヤジは、

 「眩しい春の空を仰ぎ、思わずくしゃみをした」

    花粉症です。

 

早春の鶴ヶ城

久々の鶴ヶ城偵察

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平日、雪は溶けましたが花見の季節にはまだまだということで、人影はまばらでした

2020年会津の観光客は四分の1、外国人観光客については皆無という状況

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桜の蕾も準備を始め、早春の鶴ヶ城はいつものように凛としていますが、結構きついボディブローの連打を受け、すくっと立っていられるのでしょうか、心配です。

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この看板のように、まだまだ泣いたり笑ったり、悔しがったり感謝したりを繰り返して行くしかないんでしょうなぁ。

 

今日は、「(オヤジ個人的に)こんな本があるんだーぁ」と息を飲んだ一冊

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小林健二著「ぼくらの鉱石ラジオ」

一目見て、まだ抱えていたらしい「少年時代の尻尾」がニョキニョキしてきました。

ゲルマニウムラジオ、3球ラジオ、はんだごて、アルミニウムシャーシ、バリコン…

わかる人はわかるんだよなー

ハンダが真珠のよう上手くくっついた時の匂い、あの喜び!!

こんなかっこいい写真と真面目な記事が満載です

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さてご心配をおかけしました、脱水症状の秘密調査員

昨日、病院での点滴とカラーが嫌で大暴れし、おかげで?元気を取り戻しつつあります

起きるとオカミに甘えまとわりついて、仕込み作業を邪魔していますが、いつもの調子までもうちょっとです

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※3月21日(日)貸し切りとなります。ご了承ください。

 

bochibochidou.hatenablog.com

 

 

須和野チビ猫

高校時代、毎日自転車で通った小田橋から見た、今日の夕日。

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 高校の頃はなんだか毎日急いでばかりで、こんな綺麗な夕日が見えたんだなぁと改めて思う今日この頃、心に余裕ができたからか、単に年寄りになったからなのか。。。

そういえば、今日は公立高校の合格発表。小学生の頃からぼちぼち堂に遊びに来ていた(宿題してた?)コメラも今日の発表待ちだとか言っていましたなぁ。

 

今日は、コメラ向きとは侮れない、女流マンガ大家の古い本が2冊新入荷しています。

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1980年発行、大島弓子綿の国星 昼の夢 夜の夢」

須和野チビ猫さんが見る十五の夢のお話です

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もう一冊はこれ

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大島弓子などとともに、花の二十四年組と称される萩尾望都 1976年発行 

ストロベリーフィールズ」 

こちらは、スケッチ、対談、エッセイ、幼少期のアルバムなどが満載です。

 

さて冒頭写真の小田橋、実はうちの秘密調査員の調子が悪く、病院帰りの風景です。

原因不明ですが、脱水症状が見られるので、明日また1日入院とのこと。

 

今日はおどろのネコズメが見えていますが、残念ながら今夜の集会は欠席ですな。

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