ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

冬将軍再度のご登場…

 先日「冬の終わりの…」なぞとうそぶいた途端、一夜あけた会津若松はこの通り。

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冬将軍さんごめんなさい、謝ります、もうオヤジは降参です。^^;;

 

少々居直り気味に、会津の厳冬の風景をご覧ください。

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ぼちぼち堂専用、雪捨て山脈はもうゆうに3メーターを超えております。

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今年は早めに申告しようと!、、、と、とりあえず思って出かけた税務署から、鶴ヶ城公園方面の景色。

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絵ろうそく祭りも終わり、観光客もまばらな七日町の街灯。

しばらくまた、こんな景色とお付き合い。それにしても3メーターの雪の遠投は辛い。

 

そして今日もまた黙々と、大型絵本の品出しです。

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休みの今日、ぼーっと冬季オリンピックを見ていたら、頭の中で、フランシス・レイの「白い恋人達」が突然流れてきました。

  ふーうっ、もう半世紀も前のことなんですねー。

中学生の頃映画館でこの映画を見て、このサントラ盤を買ったことを思い出しました。

いま、ググっても桑田さんばかり出てくるんですね。このレコードまだどこかにあるのかなー。

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梅は咲いたか…

 以前住んでいた東京では、湯島天神の梅まつりに行って、振る舞いの甘酒をいただくというのが例年の習いでした。

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これは数年前のその頃の写真。

かの地では、もう梅祭りが始まっている頃です。

 

はてさて、2月も中旬ですが、今日の会津若松の朝はこんな感じ。

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今夕からはまた雪も降り出し、まだまだ雪の世界は続きます。

梅の時期は梅が好き、桜が咲いたら大興奮、と同じように雪の時期にはずーっと仲良し、といければいいのですが、3年めの雪の季節は少々長すぎるのかもしれません。

 

今日パラパラした本のご紹介。

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角川書店 平成14年刊 アランジ・アロンゾ著(外国人ではありません「作りたいものを好きなようにつくって売る」姉妹ユニットだそうです)「わるい本」

内容は、本当にたわいのない、悪者ゆるキャラの小ネタなのですが、、、

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  ざくっと、不意をつかれました。

冬の終わりの始まり。

朝窓越しに外を覗くと、夜に少し降った雪が朝日を受けて少しずつ溶けていきます。

冬の終わりの始まりを感じます。

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(網戸越しですいません)

 

学校が引けたあとは、インフルエンザで長らく蟄居を強いられていたという小学生たちが、歓声をあげて雪山を登ったり、飛び降りたり。

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リーマンショックを彷彿とさせる株価の動静も、過度な分断や核をめぐる世界の不穏な情勢も、病気明けの彼らの開放感には、なんら暗い影を落としはしません。

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オリンピックも始まりました。願わくば世界が平和でありますように、おおきな災害がありませんように。

 

と、ヒマなオヤジはハナゲなぞを抜きながら、整理中の本を拾い読み。

 

今日は、昔の漫画をご紹介。

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太田出版 「水木しげる貸本モダンホラー(上)」

水木さんの古い本は、もうプレミア無しでは買えないようですが、この復刻本自体も20年前の本となってしまいました。

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水木さん まだ妖怪になりきっていない頃でしょうか 若い!!

 

もう一冊は、集英社1999年刊行、藤原カムイ福神町奇譚 壱」

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パラパラめくり始めたら読みやめられず。

クラフトエヴィング商會のガジェットの雰囲気だなと思ったら、装丁がそのものズバリでした。そしてボルヘスや乱歩の匂いがプンプン。二十世紀少年にも通じる、太陽の塔の禍々しい象徴、なんとも言えない真面目なうんさくささ、等々、、、

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漫画には珍しく、こんな錚々たる参考文献。

オヤジ好きです。

春はやうやう…

 春はやうやう、、、ってこれ夕暮れなんですが、遠くの雪雲が山の稜線のように見えて、つい枕草子の一節を思い出しました。

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 しかしまだまだ田圃はこんな感じで、(何処かのゲイジュツ家が)何かしら壮大な地上絵など描けそうです。

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子供の頃なら、うわーっと駆け出すところですが、うちの秘密調査員の生地のなさがうつったか、写真だけとってすごすごと帰宅するオヤジです。

 

 なんだか、今年は例年になく寒い感じがしますねー。

ということで、どうしても汁物、煮物が多い最近の「ちぼち堂おまかせ定食」のラインアップを紹介します。

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これにお飲み物がついて、ご飯も(あるだけ)おかわり自由!! 680円、本日のケーキをつけても880円でご提供しております。(但し売り切れ御免)

 

今日は、大人も楽しめる絵本の整理、品出しをしました。

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大型絵本もこんな感じ、エリック・カールブライアン・ワイルドスミス、素敵なタッチの絵アンデルセン「マッチ売りの女の子」やトルストイの「おおきなかぶ」などの定番物語、多種多彩です。

 

  「女の子のからだの絵本」は、結構ストレートでちょっとドキドキ!!

 



柔らかな日差しの春分の日でした。

柔らかな日差しが、開店準備中のぼちぼち堂に差し込んできました。

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 掃除の手伝いなど全くしようともせず、おんもへ出たいと尻尾をパタパタさせる、うちのみよちゃん。誘われて外へ出ると、真っ青な空におもちゃみたいな白い機影が横切りました。

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今日は立春

立春」とても心地よく、柔らかくとも凛としたにほんのことばです。

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 今日もお客さん少なくて運動不足のオヤジは、閉店後の夕暮れ、しばし未踏の雪原を散策。

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スキー場では、休日の最後を惜しんで、ナイターを楽しんでいるようです。

 

 ザク、ザクと気持ち良く闊歩しているオヤジに静寂の時を邪魔されて、カモたちは迷惑そう。

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  夜からはまた寒波到来との予報ですが、”もう少し雪かたし頑張れる”、などと思える立春にふさわしい、気持ち良い1日でした。

 

 今日の一冊。

あの多才の芸術家ジャン・コクトーが残したただひとつのファンタジー

 「おかしな家族」 1994年講談社

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霧の節分

年の数+1の豆を食べるのが楽しみでなくなったのは、いつ頃からの事だろう。

などとしばしのまどろみの後、外を覗くと、会津若松は一面霧の中でした。

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そうか、喜んで豆を食っていたのは「朝霧晴れゆく〜磐梯の〜」と中学の校歌を歌っていた頃までだったかなー。

 

今日は「節分」

 まだまだ寒波が控えているようですが、これからは春に向かって明るく暮らしていきましょう。

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気分明るくといえば、いただいた「金の生る木」に花が咲きました!

f:id:bochibochidou:20180203203133j:plainあるお客様の言では、「お金のあるところには、花は咲かないんですってよー」なんて身もふたも無い説もあるようですが、まあ、明るく、前向きに! ね!!

 

さて今日は、明るく前向きな正統派絵本の品だし

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いずれも刊行年の古い、「岩波の子どもの絵本シリーズ」。いま読むとたわいのない話が多いですが、結構ビッグネームぞろいのシリーズです。

 

もう一つ、たまたま同じ様なテーマの本2冊。

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子供達に死を感じさせる、おしえる為に作られた本。

 

エルマおばあちゃんの残された猫が、胸に迫ります。

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年末年始、旅立った本たち

 今日一日は、珍しく雪が降りませんでした。まだ真っ白い湯川の辺りをちょっと散歩

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最初に通った人の苦労がしのばれますが、こんな道を、雪を楽しむように散歩なすっている方も多いようです。

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まださほど気温も下がらず、気持ちのいい夕暮れ、清浄な冬の匂いがするようです。

 

雪が覆ったせいか(写真で切り取れば)ぼちぼち堂の前の道も素敵なS字カーブ

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先月末は2017年の総集編だったので、この年末/年始、ぼちぼち堂から旅立った本たちのご紹介です。

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ぼちぼち堂、古本屋としての成績は相変わらず「とっても」ぼちぼちではありますが、

今回も、ぼちぼち堂開店以来はじめての(帰省中の)大学生がいらしたり、80台のおじいちゃんが、難しい科学の本を買っていかれたり、SF女子が再訪してくれたり、それなりにニヤニヤのオヤジでした。

それにしても、だるまさんシリーズは強い!