朝窓越しに外を覗くと、夜に少し降った雪が朝日を受けて少しずつ溶けていきます。
冬の終わりの始まりを感じます。
(網戸越しですいません)
学校が引けたあとは、インフルエンザで長らく蟄居を強いられていたという小学生たちが、歓声をあげて雪山を登ったり、飛び降りたり。
リーマンショックを彷彿とさせる株価の動静も、過度な分断や核をめぐる世界の不穏な情勢も、病気明けの彼らの開放感には、なんら暗い影を落としはしません。
オリンピックも始まりました。願わくば世界が平和でありますように、おおきな災害がありませんように。
と、ヒマなオヤジはハナゲなぞを抜きながら、整理中の本を拾い読み。
今日は、昔の漫画をご紹介。
水木さんの古い本は、もうプレミア無しでは買えないようですが、この復刻本自体も20年前の本となってしまいました。
水木さん まだ妖怪になりきっていない頃でしょうか 若い!!
もう一冊は、集英社1999年刊行、藤原カムイ「福神町奇譚 壱」
パラパラめくり始めたら読みやめられず。
クラフトエヴィング商會のガジェットの雰囲気だなと思ったら、装丁がそのものズバリでした。そしてボルヘスや乱歩の匂いがプンプン。二十世紀少年にも通じる、太陽の塔の禍々しい象徴、なんとも言えない真面目なうんさくささ、等々、、、
漫画には珍しく、こんな錚々たる参考文献。
オヤジ好きです。