”私たちは自然を食べている。自然と私たちは、宇宙のひとかけらどうしとして愛し合っている。牛よ、おまえを食べる。これが私の愛だ。そうして花よ、お前を食べる。
これが私の愛だ。”
最近のぼちぼち堂では、詩人や詩の本がプチブーム
遠い昔にこの人の詩を読んでいたなぁー、などとと思い出しながら品出し。
吉原幸子の第2エッセイ集「花を食べる」
”花が咲き、花が散っていく。春の空はミルクを溶かしこんだように薄く白みを帯びて、地上のもの音をやわらかく吸いこみ、はね返さない…”
このエッセイの冒頭の一節 さすが詩人の言葉は、柔らかく体の中に入っていきます
オヤジもつられて、散る桜を改めて眺めに行きました
地面も一面桜の絨毯です
もう二、三日で、すっかり葉桜となってしまう桜の最後のきらめき
”かわいそうにと、涙ぐんでる目に、花は満開の季節だ” 大好きな小椋佳の歌を吉ズサ見ます。
ついでに、今年も石部桜にご挨拶
もう樹齢600年以上のおじいちゃんですが、小さく可憐な花を精一杯に咲かせます。
落花落日を愛でるのは、日本人の習性なんでしょうかね。
吉原幸子
この詩人らしいサインが残されています