ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

季節は巡る

冬と春のはざま、天候が目まぐるしく変わります。

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昨日の夕暮れ、磐梯山もうっすらピンク

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陽が沈んだ後は、スキー場の灯りがチラチラしています。

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そして今日の朝は、強い放射冷却のせいで濃い朝霧がたちこめました。

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スマホの写真では表現できませんが、夜はオリオン座がすくっと立っています。

 

日中はいい天気でしたが、お客様もまばらで、久しぶりにゆっくり絵本の品出し。

ほとんど、幼稚園や低学年向けの、岩波/福音館あたりの古い名作絵本

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ねんねの前の読み聞かせにいいような本ばかり。ひねたオヤジの感性ではピンとこないなぁーとパラパラしてみましたが、中にはハッとする言葉

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 そう、この頃の故郷のように、季節が順々に巡ってくることは、とても幸せなことなんですよねー

 

 ・・・はるです・・・いなかでは なにもかもが たいへん しずかでした・・・

春のオブジェ?

立春を過ぎて、うららかなぼちぼち堂の休日。

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 なんだか訳のわからない、現代芸術のオブジェみたいですが、お日様を浴びてゆるゆると毛繕いをする我が家の秘密調査員です。

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夕暮れも優しい色   

  

しかしこうなると大変。これからはスギ花粉の飛び交う時期でもありますね。

予報によれば、今年は例年の6倍の飛散量が見込まれているとか、、、思い立って例年より早く耳鼻科を受診。

「あんまり早く飲み始めてもいかんよー」と言われつつも、今年は飲み薬と目薬を処方してもらいました。

せっかくのいい季節なのに、これから桜が散る頃まで、目と鼻のしょぼしょぼに悩まされる日が続きそうです。

 

ということで、今日はしょぼしょぼ渋い本のご紹介。

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中上健次「破壊せよ、とアイラーは言った」

プレイボーイの連載とジャズ関連のエッセイ本ですが、中上健次十八歳の時の未発表処女作「赤い儀式」が読めます。

 

もう一冊、1937年に書かれたレジス・メサック著「窒息者の都市」 牧神社刊

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存じ上げませんでしたが、フランス文学の大御所 宮原庸太郎が、ましゆう・ぎょう

とう不思議なペンネームで訳出したもののようです。

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書かれている献辞 やはりフランス語でしょうか?

 

赤鬼さんも青鬼さんも大歓迎

【業務連絡】節分はカレーだよ

お約束のお客様向け業務連絡。今年初めてカレーの予定です。

 

陽がさせば全身でお日様を感じ、吹雪けばそろそろと風に吹かれる、目まぐるしく変わる天気を、素直にあるがままに受け入れる。

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まぁこいつは、決まった仕事をするわけでもないのですが、この自然な生活態度(?)は、見習いたいものだと、しんみり思う還暦過ぎのオヤジです。

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 一方、うちに通ってくる小学生評論家は、金曜の夕方こんなリュックをぼちぼち堂に忘れていきました。中はゲーム機がずっしり。この休みにどうしたものか、取りに来ないところを見ると、彼もゲーム機なんか忘れて自然の中で目一杯遊んでいるのか。。。いや、家にはきっともっといろんなゲーム機があったりするんだろうなぁー。

とりあえず、この週末はほっとくことにしたよ!

 

明日は節分、でもぼちぼち堂では豆まきしたことはありません、赤鬼さんも青鬼さんも大歓迎しとります。   しつこいけど、青鬼も赤くなるカレーを仕込みちゅう!!

 

今日はこんな本。

      好きな作家さんの本たち。

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旅人    開高健

職業    寺山修司

小説    阿佐田哲也

実存    田中小実昌

 

春の兆し

このところの気候、穏やかな日と厳しい吹雪きが目まぐるしく巡ってきます。

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そんなことで、軒先にはこんな珍しい氷柱ができていました。名づけて必殺回転氷柱

何が必殺かわかりませんが、厳しい寒さでつららが出来て、緩んでずるっとまくれて、また寒くてつららができた結果のようです。

 

それでも明日から如月(あまりにめんこくて、勝手にアップしてしまいました^^;)、2月、春の兆し。

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猫好き、本好き、コーヒー好きの、まるでぼちぼち堂優良顧客の鏡のような今日のお客様からは、手作りの四つ葉のクローバーのしおりなぞいただきました。

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歩き始めたみよちゃんも、おんもに出たいと待っています。

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いえ、四つ葉のクローバーをくださったお客様ではありません。(あまりにめんこくて、勝手にアップしてしまいました^^;)

 

先日の、映画関係本はまだ続きます。

       今日は素敵なおじさんたちの映画本です。

 

伊丹十三の映画」

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色川武大の映画放浪記」

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オヤジ一押しの「エイリアン」もお褒めに預かっておりました。

 

 

磐梯山の性別は。。。?

昨日は穏やかな休日。所用のついでに磐梯山を眺めながら長めの散歩。

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雪を纏ったその姿は、いつ見ても美しい。

 てくてく歩きながら、はたして磐梯山は男性なのか女性なのかと、ふとそんな疑問が湧きました。山はそもそも男性名詞なのか、はたまた女性名詞なのか、ちょっと調べてみても埒があきません。

あれ、日本語には男性/女性名詞という区分けはなかったか、、、

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本当にいい天気で、遠くには安達太良山系もくっきり見えた、気持ちのいい散歩。

 

つかの間今日は、いつもの冬の会津となりました。

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 さて、ちょっとだけ棚の入れ替え。今までクリスマスや冬にちなんだ絵本を並べていた棚に、映画関係の単行本を集めて見ました。

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映画関係書籍は、古本屋ではポピュラーな定番ですが、ぼちぼち堂のラインアップはどんなもんでしょう。ちなみに、オヤジの好きな映画ベスト1は「エイリアン」ですので、おさとが知れます。。。

 

明日はまたいい天気なんだそうです。

はい、今日の雪は今日中にちゃんと片したので、駐車場もOKになっとります。

それにしても重い雪で、久々体が軋んでおります。日本サッカーも、強敵と言われた相手に快勝できたし、今日はぐっすり眠れそうかなぁ。

皆さんにもいい夢を^^/

 

 

今日も出番がないなぁ・・・

🔹【業務連絡】1月27日(日)ランチタイム貸切です

 ご迷惑をおかけしますが、14:00頃からの喫茶/古本のみご利用可となります。

 

完全装備で雪かたし準備中ですが、なかなか出番のないTEDくんです。

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昨夜も雪は降ったのですが、こんな感じ、、、

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雪雲もなんだかあいまいな感じです

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 お知らせのように、明日(27日)のランチタイムは貸切とさせていただきますが、今日もいい本をマジメに品出ししとります。気になるお方は14:00過ぎから!

 

メイ・サートン「夢見つつ深く植えよ」

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内田樹「街場の読書論」

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KAWADAムック手塚治虫

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2019年初のおまかせ定食

🔹【業務連絡】1月27日(日)ランチタイム貸切です

 ご迷惑をおかけしますが、14:00頃からの喫茶/古本のみご利用可となります。

 

今日の夜から荒れるという天気予報ですが、今は雨が降り始めています。

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やはり暖冬なのか、ぼちぼち堂エントランスのつららも、可愛いのばっかり。

 

さて今日は、2019年始めてのおまかせ定食メニューのご紹介です。

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毎日毎日メニューに頭を悩ませているオカミの、2019年最初のラインアップです。

冬はやっぱり、煮物ですかね。

これで、お飲み物付き680円、ケーキをつけても880円というお値打ち価格ですが、一日(約^^;)10食限定となっております。

 

今日の紹介本は、河出書房の手に馴染むソフトカバーの「奇想コレクション」シリーズから2冊。

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コニー・ウィルス「最後のウィネベーゴ」  ちょっと難しいけれど、深い余韻のある技巧的にも高いレベルの作品集。

シオドア・スタージョン「輝く断片」   いずれも、大森望さんの編集。

 

そうそうスタージョンの方は、オヤジがご本人から直接いただいた、大森望さんのサイン付きです!

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