今日本の整理・品出しをしていて、つい読んでしまった絵本
深沢七郎「楢山節考」のおりんは70歳でしたが、この絵本のばさまは「あかごがえりのとしになったら、みんなおやまへいくんや」と、息子に頼むのでした。おばばは、結局孫にかくまわれ、その知恵で隣国との戦を防ぎ、めでたしめでたしとなるのですが、さて、このぼちぼちオヤジ、同じくあかごがえりの歳を迎え、何の技も知恵もなく故郷に帰り、一体何ができるのか。
一緒に帰ってきた多くの古本が、この故郷の片隅で」、少しでも誰かの役に立ちますように、と柄にもないことを思うこともあります。
穏やかに楽しく暮らしたいというのが、本音のところなんですが、本にまつわることでさざなみが起こせれば、それは幸せなことでもあろうと思います。
さて今日は、こんなプレートを掲げました。これからよろしくお願いします。
秘密調査員1号は、家の外の調査にも着手。もうブレーキが止まりそうにありません。それでも穏やかないい1日でした。