ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

2024年3月の営業案内

【業務連絡】

 ごほんとごはん「ぼちぼち堂」3月のイレギュラー分営業です

 

 ◼️ 3月13日(水)   臨時休業

 

◼️ 3月17日(日)   貸切 

   ※一般の方のご食事は事前相談要 

    古本/喫茶のご利用は可能です

 

◼️ 3月27日(水)   貸切 

  ※町内会イベントのため、一般の方利用不可です

 

◼️ 3月30日( 土)  奥の座敷貸切(1時ぐらい迄) 

  ※テーブル席でにおお食事/喫茶は可です

  

  ※その他月/火曜日は定休日です

 

このほか追加/変更あれば、このブログでお知らせします。

 

春の散歩

 以前にちょっとだけお知らせしたテレビ収録の件

番宣も始まって情報解禁となりましたので、改めてお知らせです

オヤジも今まで全然知らなかったのですが、BS吉本で毎週水曜19時から放映している

「又吉・せきしろの何もしない散歩」の収録が、まだ冬真っ只中2月の初めにぼちぼち堂で行われました。

https://twitter.com/matasekisanpo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

お二人が散歩の途中でふらっと訪ねた場所で、自由律俳句を読むという番組で、オヤジもちょっと飲み物を出した折に顔を出しただけで、どんな番組内容だったかは分かりません(20日19:00放映予定です)

芥川賞作家の又吉さんが、次があるからとマネージャーと思しき方にせっつかれながらも、うちの本棚に最後まで取りついてくれていたのが、印象的でした。

(純文学をシッカリご購入いただきました)

 

 

花粉症におののきながら、おやじも春の(なにもしない)散歩

恒例の夜警廻りでまだ寒々しい銀杏トリオに挨拶したり、

ぽかぽかの春の日差しを待っている、お寺の木蓮の蕾を愛でたり

まだまだ厳しく寒い夜空でも、早い時刻にすくっと立っているオリオン座が、一番確実に春の訪れを感じさせてくれています。

 

最近なぜか、肩乗り猫となって、お客様の来訪を待っているオヤジと秘密調査員も、春っぽい風物詩の一つかなぁ。

 

お客さんに教えていただいた、素晴らしく綺麗な本

「瘋癲老人日記」 

  谷崎潤一郎著 棟方志功装丁

内容は老人の歪んだ性を描いてちょっとちょっとですが、毎日芸術大賞のまごうことないゲージュツです。

 

もうすぐひな祭り

今日も 橋の下 川は流れ、、、

 4年に一度の閏年2月29日もいつのまにすぎさり、冬と春がせめぎあう、そんな季節となりました。愚かなことを繰り返す人類にくらべ、大自然はなんとゆるやかで着実なことか、と考えてしまいます。

そういう意味では、わがぼちぼち堂もゆるやかで、着実とはいえなくとも、なんとかぼちぼちの毎日を過ごしております

 

色気のないお店に、お客様が持ってきてくださったお雛様。

 

冬が戻ってきたり

春のお日様だったり

月暈の厳しい夜が来たり

はずせない楽しみは、うつらうつらと春眠、うたたね


  こでらんにぃー

 

春色っぽい? 安野さんの絵本、ぽつぽつ集まっています

 

「まんまる月の夜」 絶賛販売中

お買い上げの方に半沢さんの原画プリント プレゼント残り少ないです!!

www.facebook.com

 

水仙月

厳しい冬を乗り越え、春が近づいていることを表した、宮沢賢治の創作した架空の月の名前  「水仙月」

今年の会津は雪も少なく、とても厳しい冬とは言えませんでしたが、もはや水仙月がやってきたようです。

あいかわらず世間では、目を背け耳を塞ぎたくなるようなあれやこれや。

身の回りでは、昨年夏から毎月のように、友達や仲間の訃報が飛び込んできます。

胸が重たくザワザワする毎日。それでも季節はめぐり、こんな穏やかな夕暮れ。

40年余におよぶ都会での生活を終え、この景色に戻ってきたのは良いことだったと思えるのが、小さな救いと思えます。

われらの磐梯山もお月さんも、やさしく見守ってくれているのでしょうか。

 

 …そんな考えにとらわれて、必要以上に暗くなるのもいやで、ブログの更新も滞っておりましたが、ぼちぼち堂はいつもの通りです

 常連さんがポツポツ集まって、たわいのない話をしてああー美味しかったと帰っていって、ランチタイムが終ると、うたた寝ができる静けさ…

 それでもたまに、オヤジのつけた古本の値段を値切ることに無常の喜びを見つけたご隠居さんや、シンガポールからいらして、「いんぐりっしゅおんりー」といいつつご飯おかわりの旅人や、そうそう先週は、店に来るなり「地球は丸くないのだ!!」と確信を持って説くおじちゃんやら、、、時々は刺激的なぼちぼち堂です。

 そしてとうとうある日、、、

何年ぶりでしょうか、ぼちぼち堂にTVクルーの群れが!それも10名の大編成!!「

 守秘義務契約?に縛られて、この顛末は3月後半にお知らせの予定でーす。

 

さて今回のお題は、「水仙月」 

もちろん宮沢賢治の絵本あります。絵は赤羽末吉です!!

 

まんまる月の夜

「もうすぐできるよー」 とのお話をいただいてからいつのまに1年。。。

会津の作家さんから、やっと出来立ての絵本が届きました

「まんまる月の夜」

 静かな里山の森の奥、碧い青い夜に、会津弁でぽつりぽつり語られる、梟じんちゃのお話。 それは美しい絵本ですが、子供にはちょい難しすぎかな。

都会での仕事を終え、故郷に戻ったぼちぼち堂のオヤジにはしみる物語です。

この梟じんちゃのように、「さぁ、そろそろいってみっぺかな」と、故郷の風景に還っていけたらいいなぁーと。。。

会津の児童文学者、奥会津の芸術家、喜多方の音響職人の豪華コラボ!!

QRコードで、作家さんの朗読が聞けます)

帯の推薦文も、コクテイル書房の狩野さん、古書善行堂の山本さん、メリーゴーランドの増田さんと、知る人ぞ知る達人・名人揃いです!!

会津の本屋にいつ並ぶかはわかりませんが、ぼちぼち堂で取り扱わせて頂いてます。

 

この本を読んだら、湯川でいつもひとりぼっちで暮らしている、白鷺じんちゃ(もしかしてばんちゃ?)のことがとても気になりました

今日の雪は大変だべなぁー

 

さてぼちぼち堂も負けずに、気になる古本を何冊か品出し

 

火の祭り

  昨日はピーカンのお天気、今日は雨が降って、と、すっかり 溶けてしまいましたが、週初は今シーズンはじめて、本気で真面目に雪が 降りました。

1日でこのぐらい。。。15cmぐらいでしょうか

早速雪だるまを作って拝みます

そして、この大雪の前の日曜日は、無病息災を願っての火祭り「歳の神・どんど焼き」が行われました。

かくゆうオヤジ、家系は一応神道ですが信じている神様はないはずなのに、巨木や巨石、静かな山の中、沈む太陽、夜空に浮かぶお月様、何でも拝んでしまいます。

 

毎年どんど焼きの火の踊りを拝めるのは、会津に帰郷した良いところの一つでね

ということで、冒頭の写真はこの年らしく「天に登る龍」

次は「天に吠える犬」あるいは麒麟

左上には、三日月も顔を出しています

これは、なんでしょう

勝鬨を上げる鶏でしょうか、。。

 

今日の本のご紹介、たまたま目についたので集めてみたら、単行本がこれだけ

マンガ論の本たち

 

最近のオヤジは、文学はもとよりマンガも何を読んだらいいものやらと分からなくなっているのですが、子供の頃夢中になって読んで強く印象に残っている一つは、これですかねぇー

 

寒の入りですが…

例年荒れるという十日市も好天のうちに終わり、気味が悪いぐらい雪の無い会津です

 学校が始まったぼちぼち堂画伯が、ひさびさにエントランス看板を書き換えてくれ、珍しく看板娘が畏まっております。

日本では新年から大変な災害や事故があって、相変わらず世界全体も目を覆いたくなるような事態が続いています。

今年もなんだか暗澹とした幕開けですが、新年ぐらい新しい気持ちで行きたいですね

 

その実態は、定食屋7割、古本屋2割、近所の悪ガキの遊び場1割といったぼちぼち堂ですが、今日は「古本屋としてのぼちぼち堂」2023年の振り返りです

 

いつものように、人気の作家一覧(字の大きさが人気の大きさに比例)

会津ブックフェアでのヒットもあってか、オヤジ一押しの「開高健」が一位

昨年仕入れに力をを入れた「ヨシタケシンスケ」が僅差の2位

いつも人気のだるまさんシリーズ「かがくいひろし」さん以下は、内田百閒、色川武大寺山修司などなど、昭和の作家が続いています。

なかなかいバランスだったなぁと自賛してますが、如何??

 

ちょっと見にくい上に長いですが、今回は(一部)書影も

開高健だけ備忘として)

 

2024年のぼちぼち堂、新しい本・絵本も続々入荷/再入荷してますよー