また蒸し暑さのぶり返した日本列島
お食事時間が終わってお客様の引けたぼちぼち堂には、(おか)サーファーがたむろし、「オヤジ、水くれ!」と言って、割り算の宿題をしております。
あぁ、わたしの夏は、明日も続くぅ〜 と昔の歌が響くので、海はないですが夕日を眺めたくなるこの頃
東京に出たばかりの頃、蒸し暑い名画座で「八月の濡れた砂」を見ながら居眠りしていたコト、ふっと目を覚ましたときに目に飛び込んできたギラつく海と石川セリの歌声が鮮明に思い出されます。
あの頃の、何か孤独で頑なな”終わらない青春”の思い出が、映画、本、ラジオなんかとともに、連想ゲームのように湧き出てきます。
「十八歳、海へ」や「サード」は鮮烈だったなぁ。思えば映画から本、そしてその作家と辿ることが多かったようです。
そしてラジオといえば、深夜放送
なぜか、パックインミュージックの本「もう一つの別の広場」が別装丁で3冊も集まっています。
那智チャコ、北山修、そして何よりも林美雄が大好きでした、あの頃好きになったもの、ことはみんなラジオから発信されたものが多いようです。
思えば、10974年の夏は、十八歳真っ只中でしたな。
ふぅー あれから半世紀近く、、、
もう年寄り半分のオヤジは、十六夜の月を見て懐かしむばかりです。
月夜の豚は恥ずかしい。
ずんぐり影が映ってる。
ガニマタ足で坂を降り、夜空見上げりゃ、あっ星二つ。
それでも、「わたしの夏は明日も続く。。。」