ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

そこに立っていることの豊かさ

一月下旬、普段なら一番寒い時期のはずが、なんだか春先のような大雨です。

 

いつもの散歩にも出れないので、この前のお休みに撮った飯豊山の写真。

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流石に真っ白ですが、転じて猫魔山系は標高が低いからか、まだまだらです。

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お休みの日は、ちょこっと遠出するとこんな風景の会津若松、やっぱり気持ちいい。

 ぼちぼち堂を開店してからは、あんまり遠くに行っていないなぁ、海を見ることもなかなかないなぁなどと、旅を思うこの頃。

 

ぼちぼち堂には、「旅」に関した本も取り揃えてありますが、今日はこんな本のご紹介

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自然写真家の柿崎一馬の写真に、見開きで、詩人の谷川俊太郎が、「ふたごのき」 

アパとアピの会話をよせています。

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ふたごの木は変わらず、周りの四季の移ろいが淡々と綴られていきます。

 

  ーきょうは なにをした、アピ?

  ーぼく たっていた。

  ーそれから?

  ーりす とあそんだ

  ーそれから?

  ーかぜ とあそんだ

  ーそれから?

 

  ー …

 

どこにもいかず、ここにあることの豊かさと幸せを感じさせる、素敵な一冊。