ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

終戦の日

 もう70年以上の長きにわたって、この日を「終戦の日」と言い続けていられる我々は、平和ボケでしょうか。

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    「突破」

この古ぼけた本。先日 友達から紹介されたあるおじいさんが、本棚の整理をするといって出してくれた本の裏表紙に大きく書かれた言葉です。

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戦中と思しきこんな本「陸軍幼年学校受験準備講義全書(下巻)」

持ち主のおじいさんのお父さんなんでしょうか、日本という国が戦争に傾斜していく時代/雰囲気に飲まれ、青雲の志を持った青年が、一生懸命に取り組んだ本なのだと思います。

 それでもこの若者の一途さをせせら笑う気にはなれません。そういう意味で、平和ボケ万歳と思ってしまう小市民のオヤジでありました。

 

 最近のぼちぼち堂、秘密調査員がもう二週間も定例のパトロールに出ないせいか近所の先輩方が、昼夜を問わず様子を伺いに来ます。

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はい、大丈夫ですよー。お盆休み明けのあしたには、抜糸にいって「完全復帰」の予定ですよー。

 

さて、冒頭の本棚整理。

  実はこちらが本命の一つ。

 未完の世界最長小説(残念ながらギネスは未承認)、栗本薫が1979年から描き始めた「グイン・サーガ」全130冊

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壮観です。

多すぎてちょっと店頭には出せませんので、ご興味のある方はオヤジにお声がけください。このほか外伝も20冊以上あります!