「次の夜から、欠ける満月より、14番目の月が一番好き」 と歌ったのは、荒井由実だった頃のユーミンでしたなぁ。
昨日の中秋の名月は、雲間にその姿を柔らかく現し、たくさんの人を楽しませ、優しい気持ちにしていたようです。
残念ながら今日の14番目の月は、ここ会津では厚い雲で隠されています。
さて、「月」と言ったらお勧めしたいのがこの一冊。
副題に「月を遊学する」とあります。
死と再生の象徴である(満ち欠けする)月を、文学・神話・奇想科学/最先端科学・宗教・思想を総動員して、月への憧れを結晶化させたエッセイ集。
たくさんの図版を楽しむためには、本当は単行本が良いのですが、今は懐かしい「松丸本舗」のシールが貼ってあるので、あえてこの文庫本をご紹介しました。
これも、古本の一つの楽しみ。