まだ子供の頃、10歳を過ぎたら自分は別な何者かに突然変異し、違うものになるのだ、そんな風に寒い冬の布団にくるまりながら思っていました。
なぜそんな風に思っていたのか、信じていたのか、願っていたのか、恐れていたのか、、、今となっては判然としません。
今日も会津は、時折風花が舞ういい天気、寒くはなってきましたが、刻々と変わる雲と夕日の沈むのを眺めてきました。
オヤジは日がな一日、休みやすみ工作をしていましたが、オカミの評価はイマイチで、ボツになるやもしれないので、今回の発表は、なしです。
昨日も触れた「知ろうとすること。」を読みました。
糸井さんの名に惹かれて、この本を買ったのですが、対談相手の早野龍五という東大の教授がすごい人なんですね。会津在住で原発事故後ツイッターをフォーローしていた人には言わずもがなですが、専門家としての冷静な発言と継続/行動力はすごいです。
知りたいことは大体わかったような気がします。
・特殊な人以外は、外部被曝/内部被曝ともそう高いレベルではない。
・何よりも、福島では今後もちゃんと子供が産める。
・放射性ヨウ素での影響は今後の検査待ちだが、そもそも大きな問題ではない。
・心理的な(風評被害などの)影響は、相当な時間がかかってしまう。
概ね科学的な視座に立った、とても納得できる話としてまとまっていました。
で、「変異」とどう関係するのというと、
オヤジは放射線と生物の突然変異というのが強く結びついていて、もしかしたら原発事故後の20年30年後は大変な事になるんではなかろうか、と危惧していて、会津への移住を決めた時も「もうこの歳だからいいや」とそんな風に考えていた大馬鹿者で、もう一生変異(進化)することはないだろうという話でした。
明日の会津は十日市、40数年ぶりで楽しみです。荒れるんでしょうか…
人間の変異(進化)テーマでは、「幼年期の終わり」と「ブラッド・ミュージック」が定番・おすすめです。