ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

お宝本を掘り出しました

この秋2度目の臨時休業 ということで、ちょっとお久しぶりです。

おやすみには久々の上京。昔の仲間たちとの再会とともにもう一つの目的で、こんなところをウロウロしとりました。

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東京のイチョウも黄色くいろづいています。

ここでこの厳しい顔をした方に睨まれながら、年に一度の青空古本市

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 東京に住んでいた時は、いつも最終の週末しかいけませんでしたが、今回は口開けの月曜日午前中  ということで、心踊らして古本の海にダイビング!!

   ありました、掘り出しました「お宝本!」

 

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一千一秒物語 (イナガキ・タルホ一篇一冊物語双書)   透土社

稲垣足穂の「一千一秒物語」は、この孤高の独自世界を作り出した駄々っ子の巨人が「この後私の書いたものは、全てこの本の解説でしかない」と言わしめた名著。

1922年に金星社から出版されたその本を再現し、全体の編集と装丁を羽良多平吉が手がけております。

金箔やエンボス加工を凝らした装丁、本文の美しさ。本好きの方は是非実物を手にとってご覧いただきたい一冊です。

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使用した紙の種類だけでもこれだけ!

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この本の作成に関わった人/会社たち

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さて、秋の臨時休業もこれでおしまい。

朝日の柔らかな日差しは優しい感じですが、

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夜は、冬の兆しが牙を剥き始めていています。

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魔物の顔に見えます

 

 ぼちぼち堂の近所では、こんな仔が無邪気に飛び跳ねていました。お母さんはどこにいるのでしょう、夜は寒くなるから早く帰るんだよー

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