昨日の夕暮れの風景、雲が面白い。
上空では、冷たい季節風がゴーゴー吹きまくっているのでしょうが、青空のキャンバスに勢いのある筆使いで絵を書きまくっているようです。
地上ポカポカで、裏の水路では釣り人の姿も見えます。
こちらでは親子でしょうか、微笑ましい。
このところの日差しで、磐梯山の初雪は消えてしまったようですが、こちら飯豊山は厳しい冬景色が始まっています。
さて、今は読書週間ということで、少々硬めにオヤジの大好きな二人の作家の代表作をご紹介。
開高健、「夏の闇」もう少し長生きしていれば、ノーベル文学賞でもおかしくない日本文学の傑作
色川武大、「狂人日記」この人の狂気の感覚は、なぜか身につまされます。
もっと遠く!! と遠心力を標榜した開高健の豪快さの陰に隠れた、緻密で鬱々とした弱さ。
無頼を旗印に、阿佐田哲也と名乗って肩で風切るように生きながら、どうしても透けて見える端正な優しさ。
純文学(?)がなかなか盛り上がらない今ですが。読書の秋。ぜひこの大人の文学を手にとっていただきたいと思います。
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