ちょっと寝坊を決め込んでいたらなんだか外がガーガー騒がしい。
なんでこんな所まで来たのか、ぼちぼち堂の目の前にカモの親子。文字通りガァーガァー騒いでいます。
人が近づいても、そわそわしながらも逃げる様子もなく、、、
なんとこの金網の下の側溝にコガモが迷い込んでいるのです。それをどうにか助け出してくれ、と親がもとその子が訴えかけていたようです。
オヤジはオロオロ、どうしていいかわからず、人生はじめての「110番」通報
電話の向こうのオジさんに「あなた、この件はね、緊急通報じゃないよ」と冷静に諭され、かけるべき警察の電話番号をメモしていたりしたら、我が家の秘密調査員が出て来たようで、、、
どうなったのか、母ガモ先頭に、暗渠から出て来ました
側溝ぞいに家族全員ぞろぞろ。
その後が大変で、側溝から出られないコガモ達を、ご近所や通勤途中の方々が、ほうきやバケツを総動員して救出。
優しい交通整理のYさんに道を横断させてもらい
オメデトウ!!無事に川岸まで到着。
一匹取り残されていたコガモも無事見つかり、川辺に返してあげましたが、ちゃんと母ガモに会えたでしょうか。
店の引けた夕どき、どうしているか偵察に行きましたが姿を見ることは」きませんでした。みんな集まって、お母さんに「もう勝手に遠くに行ったらいかんよ」などとたしなめられているのでしょうか。
単なる本能といったらそうでしょうが、子ガモを心配する母親の凛とした態度、両手に包んだヒナドリの暖かさと柔らかさ。この、直接感じるホンワリとした気持ちは、とても素直に「愛と勇気と希望」なんだと知らされた思いです。
そこで今日は、長い間日本人の「愛と勇気と希望」であり続けた、ドラえもんの生みの親、「藤子・F・不二雄の世界」
表紙から覗く金の鈴は、こんな仕掛け。
1998年 藤子プロ刊の図録です。