ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

匣の中の失楽/幻影城

お知らせの通り、明日(13日)は盆休みを1日いただきます。

 

暦の上では立秋が過ぎ、七年目のセミたちが、ミンミンジージーかしましい。

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 ぼちぼち堂評論家の弟たちが、朝から立ち回っております。(2人ともリュックを背負っているのは、夏休みバーバと喧嘩して家出の途中ということです^^;)

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それにも増してこいつは、、、^^;

地球に落ちてきた理由は、本当はこれなのかもしれませんネ。なんせ、蝉の人口密度が凄まじい、一本の木に30匹ぐらいいるでしょうか、テンション上がりまくりで、どんどん細い枝に登って行きます。オヤジはハラハラ見上げるばかり。

 

さて8月お盆の時節という事で、ぼちぼち堂の人口密度はとても少ないのですが、今日もまた頂き物

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甘いと評判のトマトが100m先のご近所から、後ろのオイル/ビネガーはおおよそ1000km離れたドイツ在住のお客様からいただきました。

 

さて、今日もお宝本紹介

 みなさん、日本3大奇書をご存知と思いますが、その系譜を踏んだ奇書、竹本健治作「匣の中の失楽」。

 夢野久作 『ドグラ・マグラ』(1935年)
 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』(1935年)
 中井英夫 『虚無への供物』(1964年)

この3大奇書と並んで、4大奇書と評することもあるようです。

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竹本健治が、学生時代にこれを書いたというのも素晴らしい。

いつかは集めたいと願っているのですが、一向に3大奇書の元本にはお目にかかれないのですが、この本は出版が1978年と比較的新しいせいか、幻影城の元本/初版です!

(ちなみに、3大奇書(元本ではありませんが)もちろん在庫あります)

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 おっと、昼間さんざん駆り立てられた仕返しか、ぼちぼち堂店内に、蝉の襲来です。

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16日の営業再開時は、占領されてたりして。。。