ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

まずいパンあります

 春雨というには、強い雨が降っています。冬を耐えた木々にはこれからの成長に向けた恵みの雨。

 今日は喜多方まで行って、お定まりのラーメン、日帰り温泉、つきとおひさまでお茶と、ゆっくりした休日を過ごしました。

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 目当ての食堂がお休みで、代わりに入ったお店の目の前にこんな看板。「まずいパンあります」!  一方毒りんごサブレーの能書きはこんな風。

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 喜多方もなかなかやるもんだ。

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 ラーメンを食べた店はここ。醤油ベースの昔の味といった感じ。ちょっと醤油の角が立ちすぎの感ありますが、酢を入れるとまろやかになりました。

ラーメンに酢を入れて食べたのは、初めて。

日帰り温泉は「蔵の湯」

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木組みの、天井の高いスッキリとした感じの温泉でした。

 雨の中首まで湯に浸かって眺める、水面を打つ雨だれは、まるで水滴が湯面から飛び出してくるようで、量子の揺らぎを体験しているような不思議な気持ちです。

 とっても申し訳ありませんが、日曜日のような毎日の中で、さらに良い休日を過ごせました。。。申し訳ないので言い訳しません。マンゾク。

 

 今日はちょっと古本っぽい本の紹介

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 昭和34年11月25日発行、江戸川乱歩著作、桃源社発行の箱入りの本です。

イラストが昭和っぽい。

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この時代、まだ検印が使われています。

そして見返しに、「株式会社酢屋滿商店 代表取締役神林」の多分所有者のゴム印が押され、投函されなかった読者カードが挟まれたままになっています。

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 株式会社酢屋で検索すると、「享保六年(1721年)創業。坂本龍馬海援隊士をかくまった材木商「酢屋」でございます。」との京都のお店のホームページが出てきたり(多分違うでしょうが)、この本のたどってきた来歴を妄想するだけでも、楽しい時間が過ごせます。これも古本の醍醐味。