ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

辻まこと

 3月になって、昨日・今日と雪でした。

昔覚えのある、会津のぼた雪が断続的に舞い降りてきました。

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改めて、故郷に帰ってきた実感。

雪の日に押しかけてきた我が家の秘密調査員も、仕事そっちのけで、ずっと雪景色を見て感傷にふけっているようです。

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ちびつららも復活。最後の頑張りを見せています。

 

今日は、辻まことを紹介。

山登りの好きなシニアには、馴染みの人かもしれません。

すこぶるつきの自由人と称され、14歳の時1ヶ月間ルーブルに通い、絵を断念し、今でいうイラストレーターとして、文明批判を盛り込んだ画文を書いた山の人です。

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いろいろな虫になぞらえて、図解説明した「虫類図譜」の一コマ。これは「防衛」。

曰く、「この甲虫は恐怖からわいた。自己不信の対象転置が、この不潔な生物の発生原因だ…」

 戦前の自分の両親より前の世代の人ではあるが、この人から「遊ぼうよ」と言われたら、身震いがしそうだ。。。