ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

お地蔵さん 春は近いよー

七日町阿弥陀寺のお地蔵さん

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 まだまぶかにお揃いのシャッポをかぶっていますが、木々の蕾が膨らみ始めました。

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車窓からのスナップですが、磐梯山はまだまだ冬化粧

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この前の、ノルディックスキーのおっちゃんの跡ももだくっきり。

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でも、春を迎える新居の相談でしょうか、七日町の出口あたりでは、こんな街中の川に鴨夫婦?

  ”ここはちょっとお勧めできませんよー”

 

それでも着実に、春の気配がうっすらと感じられる休日でした。

 

今日の品出しは、昭和感満載の、秋元文庫かのこんな文庫本

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今日は珍しく、こたつに潜りこまずにお日様を楽しむ調査員のショット。

 

 

 

春のお誘い か ?

これは昨日の美しい夕日。

最近は連日、夕焼けハンターに励んでおります。

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 このところの暖かい日差しのせいか、はたまた猫の日(2月22日)が解禁日(?)だったのか、朝に夕に、近所のこ奴らがしきりにうちの秘密調査員を誘いにきているようです。

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 もうお年頃のこいつは、そんな事を知ってか知らずか、ストーブの前でハチを開いてまったり、、、オヤジはちょっと安心の複雑なオヤゴコロ

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 今日は一転、朝ちょっとの日差しの後、ボサボサ会津らしいボタ雪が降ったり、雨になったりで、季節がせめぎあっているようです。

      春はもう少しですね!

 

今日はこんな本

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今は亡き小松左京のあとがきによると、1973年に大ベストセラーとなった「日本沈没」は、もともと「日本漂流」という題名で書かれていたそうで、国土をなくした日本人がその危機の中でどう行動するか、が主題であったようです。

小松左京の、グローバルどころかユニバーサルな洞察、人間や社会を見る目はいまでも驚異的です。

冬晴れ

真っ青な冬晴れ!!

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 日差しが暖かく、うちのへなちょこ調査員も久々に、ノルディックスキーへと脱走!!

 もー、スキー板も履かないで。

 

 お昼時を過ぎると、もうお客様のいないぼちぼち堂。今日は小学生も現れず、オヤジもつい、つい、うとうと。。。

  おおーっ💢これではいかん!と夕暮れ散歩。

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今日も かわう がのんびり夕日を眺めていました。

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雲に滲んだ夕日を見ていると、心が落ち着いてきます。

 

この時間の流れ、無為な時間が流れているのでしょうか、、、少なくとも、自分の時間は、はいいろの男たちには盗まれていないよなー、無駄遣いだとしても、自分のための無駄遣いだよなー などと思う夕暮れの散歩でした。

 

ということで、今週の品出しも遅々として進まず。今日は幼児読み聞かせにぴったりの絵本。

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これは超定番。世界一わかりやすいかも。

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一方これは、超シュール、アヴァンギャルド??

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冬の磐梯山

まだまだ冬真っ盛りの、美しい磐梯山

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 やっぱりオリンピックの影響なのでしょうか、今日はおじちゃんがひとり黙々と、一面の雪原をスキーで歩いていました。

そういえば、会津の学校には時代物のノルディックスキーが備え付けであって、体育の授業では長靴をくくりつけて、「ボッコ」をつけまくって歩かせられましたっけ。

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湯川にはいつもの鴨の他に、「かわう」が三羽、、、川の字??

 

それにしても、会津の冬の山々は素晴らしい。

今日も小雪が降って、会う人会う人「もーいらねー」という会話になりますが、この景色はいつ見ても、キリッとした清々しい気持ちを取り戻させてくれます。

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今日の品出しは、こんなちょっと通好みの単行本です。

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チャールズ・ボーモント「夜の旅その他の旅」 異色作家短編集4  箱入り旧版。

ガルシア・マルケス「愛その他の悪霊について」 G・マルケス探していたお客様いらっしゃいましたね。

ローレン・アイズリー「夜の国」 工作舎定番の一冊。

尾辻克彦赤瀬川原平)の研究本「ガリバーの虫めがね」 引き出し多すぎ。

緑町でもオリンピックか!

またどっさり降りました。

いつものぼちぼち堂評論家は、とうとう自転車を乗り換え、クロスカントリーに挑戦のようです。

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新雪スキーが楽しめそうな眩しい稜線

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あと一日吹雪いていたら、ぼちぼち堂も埋もれていたかもしれません。

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朝のひと仕事中は青空が出て助かりましたが、オヤジはもう青息吐息。

 

雪にまみれた一週間の最後には、おどろおどろしいネコ爪の月が沈んでいきました。

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今日の紹介本は、こんな月の雰囲気にぴったりの本

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パロル舎刊 

夏目漱石一門の百けん先生が、漱石の「夢十夜」に倣い書いた、夢とうつつ、あの世とこの世のあわいを、完成された文章で綴った短編集。

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金井英津子の絵も圧倒的

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子供の頃の、不思議な不安、好奇心、恐れ、ドキドキが蘇ってきます。

 

 

吹雪いています。

 ぼちぼち堂、東西南北全ての窓に雪が張り付いています。    

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朝一番、がんばって除雪しても、すぐにこの通り。

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まあ、諦めて、暖かい部屋で焼き芋など食べて、好きな本をパラパラが正しい生活というものです。🍠

 

今日の本のご紹介はこの人

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同時代の、村上春樹中上健次と並び称される作家 佐藤泰志

同じく1960年代後半に青春を送ったこれら3人の中でも、恵まれない苦しい作家生活を送ったこの人。

村上のような清潔な軽みでもなく、中上のように深く神話の高みに登るでもなく、芥川賞の候補に5回もなりながら、受賞を果たせず41歳の若さで自死を選んだこの作家。

この本の刊行により再評価され、立て続けに映画化、文庫の発刊に繋がった、記念碑的な1冊です。

クレイン刊「佐藤泰志作品集」 今はなかなか読めない作品やエッセイなども収録。

 

村上はどうも都会的すぎて鼻につくる、中上はあまりに土臭すぎると感じているあなた、地方中堅都市での普通青春時代の、煌めきとざらつきが、自分自身の青春時代の感情に強く寄り添ってきます。

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まずはお試しの方は、文庫本、各種在庫あります。

 

 そして古本屋ぼちぼち堂、残念ながら村上春樹はあんまりありませんが、中上健次は各種取り揃えてありますよ。

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遭難の恐れがありました。

 会津の雪は、この季節特有「ざけてきました」

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八日町方面からぼちぼち堂にたどり着く道は、こんな状態。これは昨日の様子です。

昨日は、宅配便/タクシーとプロドライバーも遭難しておりました。

 

「ざける」とは会津弁で、雪がシャーベット状になることで、雪があたかもザラメ砂糖のようになります。

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表面はざけていても、そこは凍っていたりするので、今頃の会津の正しい靴は、何と言っても此れです!!

しかしこのお客様、今時正しい会津人!!

 

昨日の遭難騒ぎもあってか、

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除雪車が昼夜問わず大車輪で大活躍。

どうも、近隣住民がこぞって催促の電話をしまくったようで…ご苦労様です。

 

一転、今日はお日さまがいい感じで差し込む朝でした。

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おかげさまで、ざけていた道路も、ガリガリ平らになりました。明日からも大雪の予報が出ていますが、遭難はまぬがれそうです。

 

「ごほんとごはん」のぼちぼち堂、長い冬にもめげず、作りたての暖かいお食事と、いい本をご用意して、みなさんをお待ちしております。

 

今日はこんなサイン本📚

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猫好き作家三人が、ネコ愛に溢れた対談を繰り広げております。

1999年 清流出版 「ネコ族の夜咄」

村松友視小池真理子南伸坊のサインがどーんと並んでおります!!

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