ぼちぼち堂

会津の片隅で、古本屋オヤジと定食屋オカミになりたい夫婦もんの徒然

11月の本たち 2017年

今日の新顔のお客さま。。。    

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 さて恒例の、11月にお嫁/お婿に行った本達のご紹介です。

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f:id:bochibochidou:20171130200804p:plain11月は、今年一番売れなかった月と相成りました。

売れた本は半分以上絵本でしたが、最近新作映画が封切りとなったブレードランナーの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」がそっと若い女性へ婿入りしたのがうれしい出来事でした。

 

オヤジめげずに、お食事のお客様がパラパラ本に親しめるように、今週はヴィジュアルブックス中心に品だししようと思っております。

 

例えばこんな、、、

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お馴染みコロナブックスや、ちょっと珍しい、INAX BOOKLETなど、幅広いジャンルの本達です。

 

ちょっと覗いただけでも、例えば「林丈二考現学

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エエッー、コヒーの出しかたの理想形!? オヤジ、気にした事もなかった^^;;

f:id:bochibochidou:20171130202405j:plain ⬆️某デザイナーの姉御さん、、これなんか、温めてるアイディアの参考になりそう でっせ!!

 

 

 

会津 第九演奏会2017

会津盆地は幻想の世界  

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このところの会津では朝に夕に、こんな霧につつまれます。

 

・・

ちょっとゲージュツ的な心持になったところで、ひとつイベントのお知らせ。

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  1918年に徳島の坂東俘虜収容所で、ドイツ人兵捕虜により演奏されたのが、第九のアジア初演だったんだそうです。

その収容所所長を務めたのが会津出身の松江豊寿(第9代若松市長)であったという御縁で、会津若松でも第九にちなんだイベントが催されます。

  ■12月17日(日) 13:30〜 會津風雅堂

 

さて、年末っぽいイベントの紹介に続いて、ぼちぼち堂のファンタジーいっぱいのクリスマス絵本はこんな感じになっております。

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硬派な芸術のほうに興味があるオトナの方には、こんな本もあります。

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 いずれの方にも、ぼちぼち堂、美味しい食事とお飲み物で、ぬくぬくとお待ちしております。

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はいはい。

 

心から信じていれば、、、

11月の雪に見舞われて、心なしか色あせた落ち葉の絨毯。

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なんだか久しぶりにおてんとさまが顔を出したので、近所を散歩。

 

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夕日に映える飯豊山

 

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寝ぐらに帰るのでしょうか、シラサギの飛び立つ姿は、とても優雅です。

 

さて今日も、12月24日に関連した絵本。第三弾です!

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C・V・オールズバーグ 著 急行「北極号」 これも、村上春樹の改訳版です。

 

 イブの夜、サンタクロースを信じられなくなった少年に起こった、幻想的な出来事を綴った絵本。トム・ハンクス主演で映画化もされているようです。

 ぼちぼち堂に集まる少年少女は、それぞれにサンタさんを信じていたり、薄々わかっていても、プレゼントの魅力で信じているふりをしていたりしています。

 かくいうオヤジは、毎年母親から「ほら」と言って、靴に入ったお菓子をもらっていた記憶しかないので、初めから信じていなかったような気がします。皆さんは如何でしょう?

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たまには、ゆっくりぼちぼち堂でこんな絵本たちを眺めて、ぼーっとするのもいいかも

あっ、こんな一般本も品出ししてます。

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聖羊祭日

 雪のあとの、冷たい雨の土曜日。相変わらず暇なぼちぼち堂には、今日も暇な小学生が集まってきます。

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 一人、二人、三人、四人、、、今日はなぜか健全に(?)折り紙飛行機大会に興じております。食事しているお客様の頭に当たらないか、オヤジはヒヤヒヤ。案の定、障子に穴を開けやがって、、、これがホントの障子に目あり??

 

さて、初積雪に年甲斐も無く喜ぶオヤジ。今後は飽きる程みられるのですが、なんだかこころが沸き立ちますね。

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今日も前回に続き、12月24日の絵本

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村上春樹 著、佐々木マキ 絵 「羊男のクリスマス」

聖羊祭日とは、村上さんの造語でしょうか、”12月24日、それは聖羊上人が夜中に道を歩いておられて、穴に落ちて亡くなられたという神聖な日”です。

みなさん」知ってました?  12月24日のクリスマス・イブに穴の開いた食物を食べてしまうと呪いがかかってしまうんだそうですよ。

  その顛末はこの絵本で!

クリスマスには何をもらうの?

初冬、ぼちぼち堂の風景。

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ちょっとしゃれてみましたが、雨の寒々とした雰囲気が伝わるでしょうか、

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ご近所の玄関先もこんな感じ。

 

 最近の乱入小学生は、自分で「下品な事やうるさくしてお客様に迷惑をかけない」と宣言したのにも関わらず、朝から元気に下品でうるさい!

  小学生 「XXXX、XXX」(自主規制伏せ字)

  オヤジ 「お前はそればっかか!?」

  「そうだよー、頭半分は下品な事、もう半分はTTバイクだよー」

と居直るんで、オヤジは「このやろーっ」と首を絞めてやるんですが、急に

「おじちゃんは、サンタクロースから何もらうの?」……

「ドキッ!!」

 

 お客様からも、ぼちぼち堂はクリスマス何かするんですか?と聞かれるのですが、、、

    。。。特に考えていません。

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この前の日曜日、暇を持て余した近所の女の子が、勝手にデコレーションしていってくれたのと、クリスマスの絵本を並べるぐらいですかね。

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ここから1冊

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黒井健著「12月24日」

サンタクロースが、1年に一度の仕事に出る前の一日を、静かに、淡々と

 

遅く起きて、タップリの朝ごはんを作って、トナカイのみんなにも声をかけて、、、

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少し本を読んだらウトウトして、目が覚めたら夜食用にサンドウィッチを作って、

ボタンが取れそうになった仕事着をまといながら、「少し太ったかな」とつぶやいて出かけて行きます。

そう、サンタクロースは、ちょっとおっとりしたやもめのおじさんだったんですね。

 

こんな絵本たち、あなたの大事な人へのプレゼントにステキです。

 

 

 

 

冬のはじまり

遠く猫魔ヶ岳は、もうすっかり冬景色です。

ぼちぼち堂お休みの今日、やっと新蕎麦を食べに出て、満足した後の一枚。

後ろの磐梯山は、雪雲に隠れていますが、猪苗代のスキー場では、もう明日にはスキー場開きが行なわれる、との便りが届きました。

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これからの冬の始まりを告げる、いつもの夕暮れ

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鋭く冷たいお月さまも、冬の始まりのラッパを吹いているようです。

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雪掻きの前に、冬の楽しみを拾い集めておかなくてはね。

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ぼちぼち堂周りにも、ちょっとだけ初雪  ウチの調査員もおっかなびっくり。

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今日は、物悲しい冬の始まりにピッタリするようなこんな本

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47歳の若さで寺山修司がなくなった翌年、三笠書房から復刻された、寺山修司の30歳での自叙伝(もっとも、寺山自身は自叙伝を書くのに早すぎることも遅過ぎることもないと嘯いていたようですが、、、)

青森の三沢で生まれた寺山が、永遠の隠れんぼ鬼を演じながら、むさぼるように本を読んで、自分の飛び抜けた感覚/感性を育んでいった軌跡のわかる、断片集です。

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寺山の本にしては珍しくも瀟酒な栗津潔の装丁、後書きを書いている九条今日子の想いがほのぼのと感じられます。

 

  一本の樹にも

  ながれている血がある

  そこでは血は立ったまま眠っている

 

 

 

この人を見よ!

 このインパクト! みなさんこの人、見覚えがありますか?

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 シェル・シルヴァスタイン

日本では、最近村上春樹も翻訳した「おおきな木」で有名な、アメリカの作家

 

本当は、いつものように、寒くなりましたの風景写真のつもりだったのですが、本の整理をしていたら、あまりにも印象が強いので、今日の最初の写真にしました。

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どのぐらい寒いかというと、こんな感じです。

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わかりますよね。^皿^

今日コイツは、オカミに湯たんぽを作ってもらって昼寝でした。

 

整理中の単行本はこんなラインナップ

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冒頭の写真は、倉橋由美子訳の「屋根裏の明かり」の裏表紙でした。

 

左上の、コリン・ウィルソン「世界不思議百科」は、現代版世界の七不思議

アガサ・クリスティ行方不明事件/タイムスリップと予知/ロビンフッドは実在する?

などなど、その手の話題が盛りだくさん。

 小学校のころ、図書館から「世界の七不思議」の本を借りると、帰りの道すがら二宮金次郎のように貪り読んだ思い出が蘇りました。本というものにのめりこんだ最初の体験だったかもしれません。